一言でいうと
デフレとは 「物の値段が全体的に下がっていくこと」。
同じ1,000円で、前より多くのものが買える状態です。
家計インパクト(3つのポイント)
- モノが安く買える
食費や日用品が一見おトクになる。 - 給料やボーナスが上がりにくくなる
会社の利益が減り、人件費が抑えられる。 - 景気が停滞する
企業の投資意欲が落ち、失業率が高まることも。
どうして起こるの?
- 消費者が「もっと安くなるだろう」と買い控える
- 需要が弱く、売れ残りが増える
- 企業が値下げ競争に追い込まれる
例えるなら…
バーゲンセールが続く商店街:
いつも割引しているから「もっと安くなるまで待とう」と誰も買わなくなる → 商店街の売上が減り、店がつぶれることも → これがデフレの怖さ。
子どもに30秒で話すなら
👧「なんでお菓子が前より安いの?」
👨「売れなくて余っちゃうと、お店は値段を下げるんだ」
👧「安いのはうれしいけど、お店は困っちゃうね」
👨「そう。お店がもうからないとお給料も減るから、長く続くと大変なんだ」
よくある誤解
× デフレは“買い物がお得だから良い”
○ 一時的にはいいけど、長期的には景気や雇用に悪影響
× デフレで必ずしも暮らしやすくなる
○ 実際は給料が下がったり、経済全体が縮小して暮らしに不安が出る
ニュースでの出方
- 「消費者物価指数がマイナス」
- 「デフレ脱却」
- 「企業の値下げ競争が続く」
FP視点:今日のアクションチェック
- 「安さ」だけに安心せず、収入の伸びとバランスを考える
- 長期的に資産価値を守るために、貯蓄+投資の両立を意識
- 給料や家計に“実質の影響”を感じたら、早めに見直し
ミニクイズ
Q. デフレが長く続くと、家計や社会に起こりやすいことは?
- 給料が上がりやすくなる
- 企業が積極的に投資する
- 景気が停滞しやすい
👉 答え:3) 景気が停滞しやすい
デフレは消費や投資を冷え込ませ、経済全体を縮小させてしまいます。
関連用語
- インフレ
- 消費者物価指数(CPI)
- 名目賃金と実質賃金
- 景気循環
- 金利
難易度と読む順番
★☆☆(やさしい)
→ 次に読むなら:「インフレ」「景気循環」



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